イギリスには、世界で最高及びトップクラスの工学部がいくつもあります。 エンジニアリング(工学)の広い専門分野には、製品やサービスの研究、開発、設計、製造、運用などの分野で何千もの専門職があります。世界で最も優れた職業の1つであるエンジニアは、私たちが毎日使用し、消費し、参加するほとんどすべての物事に関わっている責任のある仕事です。 エンジニアは多くの場合、レジャー活動から医療、移動体通信、最新の輸送システムに至るまで、産業や商業の重要な位置にいます。
“エンジニアリング(工学)”として私たちが認識している職業よりも、実際の工学の分野を細かく見ていくとその専門分野はより膨大であることに気がつきます。その選択肢の多さに時として難しい選択となりますが、将来のキャリアや進学の目標に沿った一人ひとりに最適な大学と工学コースを選択することはとても重要です。また学歴や将来のキャリア目標、および専門分野を考慮し、どの大学とコースがあなたに最適であるかを見極めましょう。
工学コース学士課程のコース期間は コースや大学によっても異なりますが 通常3〜4年間です。一般的に多くの大学は終了まで3年間のBachelor of Engineering (BEng、工学学士)の学位を提供していますが、修了までに 4年間の Master of Engineering (MEng、工学修士)の学位を提供する大学もあります。工学士の学位は主にエンジニアリングの技術的、そして実践的な側面に焦点を当ててコースが行われますが、工学修士の学位は通常、より高度なコースワークと研究の機会が含まれています。工学修士の学位は一般的に公認技術者(チャータード・エンジニア)としての キャリアを追求したいと思われる方に必要な学位です。
イギリス大学工学コースの留学生向け学費の平均は、大学やコース、および学習レベルによって異なりますが、学部工学コースでは、留学生向けの学費が平均年間20,000ポンドから35,000ポンド、修士課程の工学コースに対しては年間最大45,000ポンドの学費が予想されます。
例えば オックスフォード大学のMEng in Engineering Scienceコースの年間の学費は 44,000ポンドになりますが、シェフィールド大学のコースは年間26,000ポンドより手頃な学費で学ぶことができます。次にイギリスで最も優れた一般工学のコースとその留学生向け学費をご紹介します。
大学 | コース | 留学生向けの学費 |
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ケンブリッジ大学 |
37,293ポンド |
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ブリストル大学 |
29,000ポンド |
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オックスフォード大学 |
44,240ポンド |
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インペリアル・カレッジ・ロンドン |
37,900ポンド |
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シェフィールド大学 |
26,950ポンド |
優秀なエンジニアの需要は高く、 特に金融、機械、IT、エレクトロニクスの分野では、公認技術者(チャータード・エンジニア)や法人のエンジニアが世界的に不足しており、プロのエンジニアの失業率はほとんどの他の職業よりも低くなっています。イギリスだけでも、エンジニアリング主導の産業は国内総生産の約40%に貢献しており、国民経済の重要な部分を占めています。 モーターレースから家庭の電気技師まで、エンジニアの役割は非常に重要です。 工学は幅広い雇用の見込みがあり、人生でやりがいのあるキャリアを探している人にとって、この分野でキャリアへの道を踏み出すのは非常にエキサイティングなことでしょう。
化学 工学は、物理科学(化学や物理学など)、生命科学(生物学、微生物学、生化学など)を数学や経済学とともに、原材料を変換するプロセスに適用する工学の分野です。原材料や化学物質をより有用または価値のある形に変換する際に、プロセスが安全、持続可能、経済的に運用されることを見極め保証します。
土木 工学は、橋、道路、運河、ダム、建物などの物理的および自然に構築された環境の設計、建設、および保守を扱う専門的な工学分野です。 これは伝統的に、環境工学、地質工学、構造工学、輸送工学、地方自治体または都市工学、水資源工学、材料工学、沿岸工学、測量、建設工学を含むさらにいくつかの細かい分野に分けられます。
電気 工学は、一般的に電気、電子工学、電磁気学の研究と応用を扱う工学分野です。 電力、電子機器、制御システム、信号処理、電気通信など、さまざまなサブトピックをカバーしています。 通常、電気工学は動力伝達やモーター制御などの大規模な電気システムに関連する問題を扱うと考えられていますが、電子工学はコンピューターや集積回路を含む小規模な電子システムの研究を扱っています。
機械 工学は、物理学と材料科学の原則を、機械システムの分析、設計、製造、維持管理に適用する工学の一分野であり、機械や工具の設計、製造、操作のための熱と機械的動力の生成と使用を含みます。
コンピュータ工学はコンピュータとコンピュータシステムの設計を扱います。 これには新しいハードウェアの設計、PDA、USBの設計、または産業プラントを制御するためのコンピューターの使用が含まれる場合があります。 コンピュータエンジニアは、システムのソフトウェアに取り組むことも可能です。ただし、複雑なソフトウェアシステムの設計は、多くの場合、ソフトウェアエンジニアリングの領域であり、通常は別の分野と見なされます。
メカトロニクス工学は、電気システムと機械システムの統合を扱う工学分野です。 このような複合システムは電気機械システムとして知られており、広く採用されています。 例としては、自動化された製造システム、暖房、換気、空調システム、航空機や自動車のさまざまなサブシステムなどがあります。
UK大学で提供されている工学プログラムには2つのタイプがあります:B.Eng(工学士)とM.Eng(工学修士)です。
B.Eng(工学士)は、工学の標準的な3年間の学位です。 B.Engを修了した人は、Incorporated Engineerになるために申請するための適切なトレーニングと経験を持っているとみなされます。 ただし、公認技術者になりたい人は、M.Eng(工学修士)プログラムの最終年に相当する高度な研究で学位を取得する必要があります。 一部のUK大学では、コースの初期に学生がB.EngとM.Engを切り替えることが可能です。 M.Engの学位は、公認技術者になりたい学生が取得する大学院レベルの資格です。 M.Engコースは最低4年かかります。1年間の実務経験を希望する場合はトータルで5年間かかります。
※求められる入学条件は大学やコースによっても異なりますので必ずSI-UKコンサルタントにご確認ください。
イギリスには数多くの種類のエンジニアリング 奨学金があります。イギリスでエンジニアリングを学ぶ学生に人気のある奨学金は以下になります。
イギリス大学の工学部卒業生は 幅広いエンジニアリングのキャリアパスから選ぶことができます。イギリス大学の新卒者にとって主なキャリアは次のようなものがあります。
イギリスの一般エンジニアの 平均初任給は 工学の分野や場所、そして特定の役割などの要因によって異なりますが、 2021年度、Engineering UK のレポートによると、エンジニア卒業生の平均初任給は年間26,000ポンドでした。またイギリスの 経験豊富な一般エンジニアの場合、イギリスのエンジニアと技術者の年収平均は47,500ポンドとなっています。
イギリスでトップクラスのエンジニアリングコースを提供する大学について詳しくは、以下の2023年度、ガーディアン大学ガイドで各分野の工学系大学トップ 10をご覧ください。
イギリス大学のエンジニアリング(工学)コースにご興味をお持ちの方は、お気軽にSI-UKにお問い合わせの上、初回無料コンサルティングをご予約ください。スタンダード出願サービスは、出願校を熟知した留学コンサルタントの手厚いサポートと合格保証付きで一番人気の高いサポートです。
留学生におすすめのイギリスで学べるトップの工学コースは、化学工学をはじめ、土木工学、機械工学、電子工学、コンピュータサイエンス工学コースなどがあります。
イギリス大学留学にかかる費用の目安は、1年で280~850万円と言われ、留学の目指す分野やどの都市を選ぶかによっては費用を抑えることが可能です。また学費もどのような科目を選ぶかによって大きく変わり、理系や医学系などの学費はより高額となります。しかし各大学や機関が多くの留学生向け奨学金を提供しておりますので、SI-UKの奨学金ページ、またはイギリス大学・大学院奨学金検索をご覧頂き、奨学金をご活用ください。
イギリス留学に向けて、学生ビザを申請するとき、財政能力証明書が必要であり、イギリス滞在に必要な生活資金を示す必要があります。ロンドンで勉強する場合、授業料を除いて、毎月1,334ポンドの滞在費の証明が必要です。ロンドン以外の都市なら、毎月1,023ポンドが必要となります。コースが長い場合は9か月分(ロンドンなら1,334ポンド×9)の資金を提示しなければなりません。学生ビザの情報は変動がありますので、必ず最新のものをウェブサイトで確認しましょう。
2024年度のQS ベスト学生都市ランキングによると、大学ランキングやキャリア、手頃な価格、学生の声などの指標によって、ロンドン、エジンバラ、マンチェスター、グラスゴー、ニューカッスル・アポン・タインが留学生におすすめの都市トップ5に選ばれました。
イギリス大学の工学コースでは、留学生が一般的に求められる成績はI.B. (International Baccalaureate)スコアが35、A-levels必須科目とスコアは数学と物理を含むAAB、そして英語力を証明するためのIELTSスコアは全体で7.0, 各セクションは6.5以上です。しかし求められる入学条件は大学やコースによって異なりますので、工学コースにご興味をお持ちの方はSI-UKにお問い合わせ下さい。
イギリスでエンジニアになるための最も一般的なルートは、工学の学士号、または機械工学、電気工学、土木工学などの関連分野を学び、学位を取得することです。工学のキャリアによっては、特に研究、開発、そして専門的なキャリアのために、工学またはその関連分野の修士号を必要となる場合があります。修士号はキャリアの上でメリットとなり、より高い収入に繋がる可能性もあります。
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中田まる子さん ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) 経済学修士課程
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