世界遺産であるテムズ川のほとりに設立されたグリニッジ大学は、ロンドンとケントに3つのキャンパスを持ち、世界130国、35,000人以上の学生からなる多様性に富んだ学生コミュニティーがあります。高等教育・継続教育のためのQueen’s Anniversary Prizesを5回受賞しているグリニッジ大学は、ビジネスや産業との強いつながりを持ち、また優れた研究と国際的な取り組みを行う先進的な近代大学であり、幅広い専門知識を持つ高度な資格を持つスタッフが指導しています。今回、SI-UK留学コンサルタントがグリニッジ大学(University of Greenwich)を訪れ、グリニッジ大学学生大使のコスギ レイナさんに留学生活について詳しくお話を伺いました。グリニッジ大学やイギリス留学にご興味をお持ちの方は是非ご覧ください!
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グリニッジ大学 学生大使の留学体験談をご紹介します!
- グリニッジ大学(University of Greenwich)、コスギ レイナさん
- コース:Master of Landscape Architecture (MLA)
--「今グリニッジ大学で何のコースを受けていますか?」
Master of Landscape Architectureという2年間の修士コースを受けています。今は2年目でもうすぐ卒業します。
--「進学先をグリニッジ大学に決めた理由は何ですか?」
Londonに住みたかったこと、あとはグリニッジ大学にはMLA(Master of Landscape Architecture)のいいコースがあって、自分が求めている質の良い学びを受けられると思ったことが理由です。
--「グリニッジ大学を選んで良かったと思うのはどんなところですか?」
まず一つ目は、Greenwichの環境の良さです。Londonに近いけれど、Greenwichの街だけで全て完結していて、Londonの中心地にある学校よりも現地や地元に近いような感じがあります。Greenwichには雰囲気のいいカフェやパブもありますし、夏には公園でピクニックをするのがお勧めです。
二つ目は、大学の規模としては小さいため、先生や生徒と密なコミュニケーションが取れるところです。教授やチューターがしっかり相談に乗ってくれますし、修士論文も一人一人にチューターが付いているので、安心して勉強することが出来ています。
--「グリニッジ大学の特徴や長所を教えてください。」
GreenwichやSouth Londonは庶民的なエリアと言われていて、地元の子達が多く通っていたり、いい意味で庶民的と言いますか、ゆったりとしています。大学は小さいなりにサポートがありますし、アットホームな感じで全体的にリラックスした雰囲気です。学生活動も多く、たくさんの学生が学内で働いています。ビジネス系のイベントもよく開催されますし、アットホームではありますがチャンスが多いところも助かっています。例えば私がしているStudent ambassadorは、学生数の多い大規模大学だと倍率が高く簡単になれる訳ではないそうですが、私はここで生徒の代表(アンバサダー)をさせてもらっていますし、色んなチャンスがある大学だと思います。
--「クラスの国籍の割合はどんな感じですか?」
同じ大学内でもどのコースかによってクラスの人数や国籍の割合は変わってくると思いますが、私の今のクラスは生徒数が26人くらいで、留学生が14人、現地の子が12人くらいです。留学生の中では、インドからの生徒が一番多く6人、あとは私(日本)の他に、マレーシア、ネパール、コロンビア、ブラジル、デンマーク、カナダ、アメリカの国々から一人ずつです。
--「グリニッジ大学に日本人は少ないですか?」
はい。去年は一学年上の先輩に一人日本人がいましたが、今年は学内で日本人に会ったことがなく、日本人のいない環境を探している方にとっては理想の場所だと思いますが、逆に寂しくなるくらいです(笑)
--「授業がある日の1日のスケジュールを教えてください。」
朝は7時くらいに起きて、朝ごはんを食べて、準備をして、歩いて学校に向かいます。午前10時に授業が始まることが多いので、それまでの時間はライブラリーで予習をして過ごしています。授業は10時~17時までの時間帯の中で、10時~13時までと、14時~17時までの2つあります。前半の授業だけの日もあれば、両方ともある日もあります。お昼休みは13時~14時なので、Greenwichキャンパスから歩いて2分ほどのところにあるGreenwich Marketに行ってサクッとランチを取ることもありますし、学食で済ませることもあります。17時に授業が終わったら、すぐに家に帰るか、学校に残って勉強します。学校は夜中の0時に閉まるので、それまで滞在することができますが、私は大体遅くても20時か21時に帰ります。家に帰ったら作り置きしておいたご飯を食べて、22時くらいにシャワーをして、24時前くらいには寝ています。
--「食生活について教えてください。」
生活費を節約するためにも、やはり基本は自炊です。ご飯を炊いて、炒め物やポトフなどのメイン料理とサラダを作ります。グリニッジ大学の学食は安いので助かっています。メイン料理とポテトフライとサラダのセットが4ポンドちょっとで食べられますが、味は普通です(笑)チキンは美味しいのでお勧めです。キャンパスの近くにスーパーもありますし、食材の調達に困ることはありません。イギリスでは大きいスーパーは安いのですが、小さいスーパーは高いんです。時にオンラインで買う方が安いこともありますので、Amazon Freshのようなオンラインショップも活用しながら食材を買っています。
--「1ヵ月の生活費の詳細を教えてください。」
月によって大きく変わりますが、平均すると1ヵ月1,500ポンド以内に収まるくらいです。まず家賃ですが、去年は大学の寮(エンスイートの部屋タイプ)に住んでいたので、月に740ポンドくらいで、今は自分で探したフラットに住んでいて、月に720ポンドくらいです。家賃を抜いた残りの生活費は、頑張って節約すると月に400ポンドくらいで過ごせる時もありますが、少し自由に使うと月700~800ポンド、油断すると1,000ポンドくらいになってしまうこともあります。内訳の食費は自炊代で大体140~150ポンド、外食代として50ポンド、あと私はカフェでお茶をするのが好きなのでカフェ代というのを50ポンド確保するようにしています。他は交通費があるかないかによって大きく変わってきます。ロンドンは交通費が高いので、インターンやアルバイトなどでロンドン中心部に行くことが多くなったりすると、定期代が月に120~130ポンドほどかかってきます。これは学割後の値段です。食費が大部分を占めるので、まかないのあるレストランでアルバイトをして、食費をなるべく浮かすようにしている学生さんも多いです。
--「寮生活での注意点はありますか?」
寮には洗濯機と乾燥機があって、それぞれお金がかかりますが、乾燥機のパワーが凄いので、繊細な生地のお洋服は一回でダメになってしまいます。イギリスに来る際は、強い生地の服を持ってくることをお勧めします。洋服はイギリスよりも日本の方が安いので、現地で買うよりも、できれば日本からなるべく多く服を持って来る方がいいと思います。
--「週末やホリデー期間の過ごし方を教えてください。」
今は学校に通いながら、週末はパートタイムで働いています。ガーデンデザインをしている人のアシスタントのアルバイトです。冬頃は課題がたくさん出て、休日も学校に行って課題を仕上げないといけないくらい忙しかったので働けませんでしたが、今は時間に余裕が出てきたのでアルバイトをしています。長期のホリデー期間はイギリスに滞在しても良かったのですが、私は日本に帰って日本で過ごしました。
--「日本とイギリスの違いの話ですが、イギリスの好きなところと、苦手なところを教えてください。」
イギリスの好きなところは、いい意味で大雑把、適当で、他人を気にしないところです。服装なども自由ですし、自分がどんな服を着て何をしていても、余計なことを言われたり干渉されないので、他人の目を気にせず、自分の好きなことが出来るので住みやすいです。同調圧力のようなものもありません。でも自由な分、日本のように「言わなくても分かってもらえる」ことはなく、助けが必要だったら、自ら声を上げて助けを求めないといけません。
イギリスの苦手なところは、ストライキで電車が使えなかったり、物事が予定通りに進まないことが当たり前の環境なので、不便に感じることがよくあるところです。
--「イギリス留学中の良いエピソードと、良くないエピソードはありますか?」
良いエピソードは、大学のデザインユニットの中で、賞を色々もらえたことです。1年目で英語力も今程ではなかったのに、認められたのが嬉しかったです。先生が色々見てくれたのもあって、自分の成長を感じることが出来たのがモチベーションにも繋がりました。
悪いエピソードは、病院でコロナのワクチンを受けようとして、手続きをもちろんすべて英語でしないといけなかったのですが、自分の英語が相手に伝わらず、病院のスタッフにキレられたことです。たまたまその人の体格が大きかったのもあり、怖かったことを未だに覚えています。
--「大学院コースでご自身の英語力は上がりましたか?」
大学院コースを受けることで英語力の成長はありますが、英語が出来て当たり前のスタンスで授業も何もかも進むので、自分の英語力はまだまだと感じることの方が多いです。こちらで授業が始まると、英語を勉強する時間はありません。英語は日本である程度勉強しておいて、現地では専門分野を勉強するという風にした方がいいです。IELTSで6.5~7.0くらいは取ってから来た方がいいです。
--「その他、イギリスで留学を考えている方にアドバイスはありますか?」
日本と比べると違った部分や難しいこともありますので、イギリス留学全体的にあまり過度に期待しすぎず、イギリスらしさも楽しみながら生活してみてください。
コスギ レイナさんありがとうございました!コスギ レイナさんのグリニッジでの充実した留学生活のお話にはこれから イギリス留学を目指す方へのヒントがたくさんあったのではないでしょうか。次にコスギ レイナさんが学ばれているMaster of Landscape Architecture (MLA)コースについてご紹介します。
Master of Landscape Architecture (MLA)コースとは
- コース期間:2年間のフルタイムコースまたは3年間のパートタイムコース
- 学費:16,300ポンド(2023/24)
Master of Landscape Architecture (MLA)はランドスケープ・アーキテクチャーの実践における設計や技術、専門的そして理論的スキルに通じたより高度なプログラムを提供。 少人数制のクラスの中、ランドスケープ・アーキテクチャーや都市デザインの 実践に役立つ 高度なデザイン スキルを開発します。このコースはランドスケープ・インスティテュート・アワードやランドスケープ・アーキテクチャー国際ビエンナーレで受賞した学生プロジェクトを誇り、国際的に高い知名度を誇ります。このMLA は、資格を持つ公認のランドスケープ・アーキテクトになるための Landscape Institute 認定ルートの一部です。
設備:このコースは ランドスケープアーキテクトのために設計された素晴らしい設備を誇り、ランドスケープアーキテクチャーの教育のための14のグリーンルーフ(屋上緑化)のある研究所、さらに大きなスタジオスペースやワークショップがあります。
ランドスケープ・アーキテクチャーとは?:土地が持つ諸要素を基盤に、アートや環境、建築、工学、社会学の要素を取り入れながら、都市空間や建築群、造園空間などといったランドスケープをデザインする学問です。
入学条件
- デザインスキルとその経験を実証するため、デザインポートフォリオの提出が必要です。
- 出願者は、対面オンラインの面接に招待される場合があります。
成績:イギリス大学の学士号、Lower Second (2.2)、2.8 GPA以上、またはイギリス大学の学士号、Upper Second (2.1)、3.7 GPA以上。Master of Landscape Architecture (MLA)の入学条件について詳しくはSI-UKへ。
英語:IELTS総合でIELTSスコア6.5、各コンポーネントでIELTSスコア5.5以上
*学費、入学条件には変動があります。留学をお考えの際にはSI-UKへお問い合わせ下さい。
➡️ Master of Landscape Architecture (MLA)(外部サイト)
ランキングでも優れた評価を得ているグリニッジ大学
グリニッジ大学は2021年度のThe Times and Sunday Times Good University Guideランキングでロンドン第1位の現代的な大学と高く評価されました。また2022年度のStudentCrowdアワードでロンドンのベスト大学トップ 10 で第 1 位に。さらに2023年度のTimes University Guide ランキングで第84位、Guardian University Guideランキングでは第98位となっています。
コスギ レイナさんに続いて、グリニッジ大学で充実した留学生活を送りませんか?グリニッジ大学、またはイギリス 大学 留学について詳しくはSI-UKへ!
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イギリス留学 エージェントSI-UKの東京および大阪オフィスではイギリス大学のトレーニングを受けた留学経験を持つコンサルタントがイギリス 大学の公式出願窓口として、出願から渡英まで皆様の留学実現に向けてサポート致します。グリニッジ大学への出願を始め、イギリス留学に関するご質問はSI-UKにお問い合わせの上、初回無料コンサルティングへお越しください。対面式のコンサルティングをはじめ、ご希望に応じてオンラインでのコンサルティングも行っております。なお対面でのコンサルティングは3日前までに日程の確定をお願い致します。
FAQ よくある質問
グリニッジ大学は最大規模のキャンパスを誇り、世界遺産に登録されているテムズ川のほとりに位置しています。グリニッジでは 17世紀に設計された建物が 特徴的であり、しばしば 世界で最も美しいキャンパスの一つと称されています
グリニッジ大学は幅広いコースと説得力のある学位を持つ優れた大学として知られ、また産業界との強いつながりを誇るグリニッジの卒業生の多くがトップ業界へのキャリアへと進み、その学位は国際的に認められています。
スタディポータルの学生デビューによるとグリニッジ大学の総合スコアは4.2と高く評価されています。スタディポータルでは世界中の大学で学ぶ学生がその学習や留学経験をどのように評価しているかを知ることが出来ます 。
グリニッジ大学は 経済学、言語学、そして ビジネスの分野で有名です。またコンピューター セキュリティとフォレンジック、コンピューティングと ゲーム開発、経営管理、公衆衛生学、そして金融数学などの分野が 高い学生の満足度を得ています。
多くの ロンドン 住民にとってグリニッジに住むというのはとても魅力的な選択肢です。世界遺産のあるロンドンの優れた公園の1つや 歴史的なマーケット、美しい川沿いの地域、O2とGreenwich Peninsulaなどグリニッジにはたくさんの魅力があります。