ネイティブスピーカーとノンネイティブスピーカーの違いの一つに、正しくイディオムが使えるか、ということがあります。IELTSのスピーキングテストにおいて、イディオムは正しく使われれば確実にスコアアップにつながります。しかし、正しく使用されなければ、スコアを下げることもあります。よって、高いスコアを取りたいからといって、ただたくさんのイディオムを暗記し、テストですぐに使うべきではありません。すべて文脈に則していなければ、そしてイディオムを正しく使っていなければ、試験官には無理して使っているように、とても不自然に聞こえてしまいます。
したがって、正しい文脈のなかで正しく使用することが必須になります!
イディオムとは?
イディオムとは、単語のグループで、組み合わさると異なる意味をもつものです。ということは、多くの場合、それぞれの単語を別々に見ただけではイディオムの意味は理解できないということです。
例: He/She is as high as a kite.
もし誰かが ‘as high as a kite’(凧と同じくらい高い)状態にあるとき、これは実際にその人が空を飛んでいると言っているのではなく、その人が薬物を使用している、ということを意味しているのです。
このイディオムが何を意味しているのか本当に理解するためには、この2つの単語を文字通りに、かつ比喩的に理解しなければなりません。
文字通りの意味はその単語の、一般的な、普段使用される意味です。
比喩的な意味というのはその単語の、何かほかのものを象徴する場合に使用する意味です。文字通りの理解とは反対になります。
したがって、‘high’ は、文字通りには「地面より上に位置している」ことを意味しますが、比喩的には薬物を使用しその効果を体感していることを意味します。
よく使われるイディオム例
- (be) over the moon – 最高に嬉しい、ハッピーである
I was over the moon when I passed my speaking test.(スピーキングテストに合格して、本当に嬉しかった。) - Once in a blue moon – 極めてまれであること
A student will get a 9 in the IELTS writing test once in a blue moon.(学生がIELTSのライティングテストで9.0のスコアを獲得することはめったにない。) - Back to the drawing board – 何かをしようとしたが失敗し、また始めからやり直さなければいけなくなったとき
I failed my driving test! Oh well, back to the drawing board. (運転免許試験に落ちてしまった!仕方がない、また振り出しだ。)
• Throw in the towel – あきらめること
He wanted to run the full distance in the local marathon, but halfway through the competition he threw in the towel. (彼は地域マラソンの完走を目指していたけれども、コースの半分を過ぎたところであきらめてしまった。)
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