イギリス大学は有名な世界ランキングでも上位にランクインし、そのトップクラスの教育と研究は国際的にも高い評価を得ています。イギリス大学では将来のキャリアで役立つ生きた英語力と、専門分野の知識とスキル身につけられるだけでなく、イギリス大学留学することで、学位が一流の雇用主によって国際的に認められ、大手企業への就職などキャリアにおいてより多くのチャンスがあります。
しかし、イギリスの教育制度は、日本や他の多くの国とは少し異なるシステムを持つため、わかりにくいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。今回は、イギリス留学を目指す方にイギリスの教育システムについてご紹介します。
【イギリス留学】主なイギリスの教育システムについて
イギリスの教育制度
イギリスの教育制度は、primary education(初等), secondary education(中等), further education(継続) higher education.(高等教育)の4つに大きく分けられ、義務教育は5歳から16歳までの11年間(PrimaryおよびSecondary School)です。
Key Stage
イギリスの教育は1988年の教育改革法によって制定されたカリキュラムに基づいて5~16歳まで、4つのキーステージ(Key Stage)に分かれています。学生は各段階の最後に評価され、一番重要な評価は、16歳の時に義務教育の最終学年に受けるKey Stage 4のテスト、GCSEを取得する時です。
- GCSE:義務教育の最終学年に受ける中等教育総合資格試験
それでは次にSecondary Education(中等教育)以降のイギリス教育システムを見ていきましょう。
1. Secondary Education(中等)
一般に、生徒は11歳で中等学校 Secondary Schoolに進学し、11歳から16歳まで、GCSE取得に向けて取り組みを開始します。(地域によっては8~9歳から12~13歳までの生徒が在学するミドルスクールの制度も)GCSEでは将来の就職や進学に向けてどの科目でどんな成績を得たかは重要なポイントになります。英国では初等・中等教育が義務化され、16歳以降の教育は任意なので、GCSEを修了すると、その後進学するか卒業して社会人になるかを選択します。
2. Further Education(継続)
16歳以上の学生のための教育、Further Education(継続教育)は、アカデミック・コースと職業関連コースがあります。シックス・フォーム(Sixth form・大学準備カレッジ)は、16歳〜18歳までの2年間のコースで大学へ進学したい人などがA levelを勉強するコースです。イギリスのカレッジ(Further Education)いわゆる専門学校では、大学進学準備コースや職業関連の科目を学ぶことが出来ます。また多くの小中高等学校で、16歳〜18歳の生徒を対象にAレベル、国際バカロレアなどが取得できるコースを開講し、Aレベルを学ぶ学校や職業訓練校での学習期間は一般的に1年から2年となっています。
そして大学進学を目指す多くの留学生達が、学士課程(学部)進学前にファウンデーションコース(大学進学準備コース)で学んでいます。
【ファウンデーションコース(大学進学準備コース)】
ファウンデーションコース(大学進学準備コース)は、イギリス大学留学を目指しているがIELTSのスコアが足りないなどより高いアカデミックな英語力が必要な方、またイギリス大学で学ぶためのスキルを身につけたい方などのためのコースです。イギリス大学でネイティブの学生と共にハイレベルなコースを始める前に、イギリス生活に慣れ、進学に必要な知識とスキルを学ぶことでイギリス大学進学への自信をつけることを目的としたコースです。
3. Higher Education(高等教育)
3-1.【大学・学士課程(学部)】
イギリスでは通常3年間で学士号を取得が可能ですが、サイエンス系の科目は、一般的に4年間で学士号を取得します。また医療系の学位、MBBS(内科学士)や MBChB(外科学士)は3 年間の前臨床実習と 3 年間の臨床実習があり、修了に 5、6 年が必要となりますが、前臨床実習の 3 年間を修了すると学士号の取得が可能です。
イギリスの学士課程コースには様々なモジュールがあり、セミナーや講義、ワークショップなどを行なっています。3年間の学士課程コースの中では、2つ以上の選考分野を同時に学べて卒業後、キャリアの選択肢が広がる2ジョイント・ディグリー(Joint degrees)や、在学中に専攻分野と関連する会社で1年程度インターンシップの経験を積み、キャリアに役立つ職業体験ができるサンドウィッチ・ディグリー(Sandwich degree/course)という制度を導入している大学も。
3-2.【大学院・修士課程】
イギリスの修士課程は通常、大学院に入るために学部コースを修了していなければなりません。日本などと違い、通常1年間で修士課程を修了することが出来るので、キャリアのブランクや学費を抑えて一流の修士号を取得することができます。また、大学院の卒業後はさらなるキャリアアップと高収入を見込めます。
イギリスの大学院は主に講義主体の修士号(Taught Master’s Degrees)と、研究主体の修士号があります。講義主体の修士号コースは講義やチュートリアル、セミナーなど様々な形で授業が行われ、試験や修士論文、プロジェクトによって評価されます。そして研究主体の修士号(Research Master’s Degrees)では、チューターと呼ばれる学術的なスタッフの指導によって研究し、学生は自分の研究やスケジュールに責任を持ち学習します。
3-3.【博士課程】
イギリスの大学で授与されるトップクラスの研究学位、博士号(Doctor of Philosophy、通称PhD)。通常、博士課程修了まで、フルタイムコースで3年間、またパートタイムで6年間学び博士号を取得します。講義はほぼなく、博士課程の学生はスーパーバイザー(指導教官)と話し合いながらプロジェクトのスケジュールを計画し、自身の研究を進めていきます。博士課程への進学は、学士課程で優れた成績(Upper Second以上の取得)を収めていること、また修士号の取得が必要となります。
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