試験官と1対1で行われるIELTSスピーキングのテスト。IELTSスピーキングは3つのパートに分かれ、試験官による様々な話題についての質問に答えます。その時どんなふうに自分のスピーキングが採点されているのかは気になるポイントですね。事前にIELTS試験官の採点基準を知ることで、より効果的なスコアアップが期待できます。
今回はIELTS攻略法シリーズ:第15回としてSI-UK・IELTS対策センター・東京校のネイティブ講師が、IELTSスピーキングのスコアUPに役立つ、IELTSスピーキングの評価基準についてわかりやすくご紹介します!
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【IELTS攻略法シリーズ:第15回】IELTSスピーキングの評価基準とは?
IELTSスピーキングを勉強したい新しい生徒からいつも聞かれるのが「IELTSスピーキングはどうやって評価されるのですか?」という質問です。そしてその中で10%ほどの生徒しかその質問の答えを知らないのが、少し意外です。何故かと言えば、IELTS試験で良いスコアを獲得したいなら、テストがどのように採点されるのかを理解することはとても重要だからです。
IELTスピーキングのテストは、主に4つのスキルで採点されます。それからそれぞれの項目の結果が0から9の間で等級分けされ、次にこの4つのスキルの統計から平均が出されます。この平均がIELTスピーキング・スコアとなります。IELTスピーキングで採点基準となるのは、主に以下の4つのスキルです。
- 文法力と正確さ
- 語彙力
- 流暢さと一貫性
- 発音
これからこの4つのスキル、それぞれの意味をこのIELTS対策ブログで簡単にご説明しましょう。
1. 文法力と正確さ
この(GRA) Grammatical Range and Accuracyスコアは2つのことを示しています。1つ目は幅広く多彩な文法をフレキシブルに使うことができる能力です。 IELTSスピーキングでは通常よりもやや複雑な文法形式が含まれています。そのため生徒たちには、できるだけ多くの文法を使ってみるように勧めています。これが1つ目の文法力です。
2つ目の文法の正確さは、受験者が間違いなく文法を使用できているかどうかです。会話の文法ミスで何を言おうとしているのか相手に伝わりにくくなったりしていませんか。もしそうであれば IELTSではスコアが低くなる可能性があります。しかし誰もが間違えることはありますし、いくつかのミスをしても高スコアが取れることもあります。IELTスピーキング・テストではできるだけ幅広い文法を使い、試験官に文法力を見せつけるべきですが、間違いはあまり気にしないようにしましょう。
2. 語彙力
次は語彙力についてです。何かの話題について話すとき、そのトピックに関連した語彙を使って話すことができますか。また同じ表現を繰り返してしまうのではなく、語彙や表現を言い換えられますか。そして一般的なイディオム(慣用句)やネイティブスピーカーが使用する自然な表現を使うことは可能でしょうか。
英語にはとても多くの語彙があり、たくさんの句動詞や一般的な表現を学ばなければなりません。生徒にはケンブリッジ大学出版の“Vocabulary for IELTS”などの語彙集を購入して、英語の新聞を読んだり、英語のテレビや映画を使われている英語に注意を払いながら鑑賞することをすすめています。私の周りでも”ゲーム・オブ・スローンズ“を見て英語を独学した女性がいます。また別の友人は”フレンズ“を使って英語を勉強しました。今ではセリフを全て覚えてしまいましたよ!
3. 流暢さと一貫性
流暢さとは、話す時の “流れ”です。あなたのスピーキングは川のように流れがスムーズですか、それともバスのように止まったり動いたりしますか。そして次に考えを接続するのが“一貫性であり、アイデアを結び付けてくれます。人々が新しい意見を言うときは、“I think”というようなフレーズで発表しますね。また何かを追加したいなら“and“や“in addition”などを使います。これらの単語やフレーズは小さなものですが、利用しないととても意味が理解しにくくなります。
私がいつも生徒たちに言っているのは、学生は理由について話したり、例を挙げたり、対比したり、アイデアを加えたり、または結果について話したりなど、意見を述べるために複数の表現を試すべきだということです。また様々な表現を使えるようになればスコアも向上させることが出来て、さらに語彙力のスコアも伸ばせるかもしれません。
4. 発音
最後は発音です。あなたが英語を話す時、ネイティブには日本語の発音のように聞こえるでしょうか。また日本語のアクセントがある英語とは正確にはどんなものでしょう。難しいですよね。日本の方がIELTSスピーキングで高スコアを獲得しても、ほとんどの場合まだ日本語のアクセントが残っているかもしれません。私は、ほぼ完璧な英語を話すフランス人数人を知っていますが、そのアクセントは明らかにフランス語の発音です。
発音の課題は、あなたのアクセントによって、イティブの人があなたの話していることを理解しにくいときに始まります。日本の人々は特定の音、特に “LとR” と “TH”の発音に問題があるようです。このような一般的に間違いが多い発音に集中するだけで、発音のスコアをもっと高いレベルまで上げることが可能です。しかし英語圏の人たちは、アクセントのある英語を話す人々と話した豊富な経験を持つので安心してください。時にはネイティブによるアクセントがわかりにくいこともあるのです。
このように総合的なスコア基準を理解した上でテストを受けることが大切だと思います。今までの説明で少しでもIELTSスピーキングの評価基準が理解しやすくなれば幸いです。グッドラック!
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