イギリスにおける新型コロナウイルスを取りまく状況は、イギリスの教育機関にも影響をもたらしています。しかし、イギリスは世界の中でいち早く新型コロナウイルスのワクチン接種を開始し、4月6日現在、イギリスでは3,100万人以上がコロナウイルスのワクチン接種を少なくとも1回行っています。
またイギリスではコロナの感染状況によるロックダウンを行なった成果も出たことで、英国家統計局(ONS)が公表したデータでは、現在イギリス全土でコロナウィルス新規感染者が大幅に減少に向かっていると報告され、これからのイギリス大学留学に向けた明るいニュースとなっています。
しかし、これからのイギリス大学留学をお考えの方達は、日本からイギリスへの渡航に関する現在の状況を不安に思われる方も多くいらっしゃると存じます。今回3月中旬にイギリスへ渡航された方が、その際の体験談をシェアしてくださいました。その3月中旬、新型コロナウィルスに関連する渡英状況と、COVID-19に関するイギリス滞在の基本情報をご紹介いたします。
【イギリス大学留学】3月中旬の新型コロナウィルスに関する渡英状況
はじめに:イギリスへ渡航される方は、渡航前にPCR検査とCovid Testing Package(コロナ検査パッケージ)の購入予約と支払い、Passenger locator formのオンライン提出を行っておく必要があります。
1. Passenger Locator Form
まずは出発前に慌てないよう、渡英する一週間前から事前にPassenger Locator Formに基本情報を入力して、トラベルテストパッケージの参照番号だけ未記入にしました。
- Passenger Locator Formについて
渡英日の48時間に英国政府のHPにてPassenger Locator Formの提出が義務付けられています。フォームには自己隔離の滞在先詳細を入力し、購入したトラベルテストパッケージの参照番号を入力して提出します。
※注意事項:Passenger Formに虚偽の報告をした場合、最大£10,000の罰金もしくは10年の懲役となります。
➡️Passenger Locator Formのサイト(外部サイト)
2. トラベルテストパッケージの購入
トラベルテストパッケージの費用:£210(クレジットカード払い)。渡英後2日目、および8日目にコロナ検査をする必要があります。8日目の検査で陰性、そして10日間の自己隔離が完了するまで、隔離は終了できません。
3. 渡英2日前から当日までの流れ
- 渡英2日前:①PCR検査を済ませて、トラベルテストパッケージを購入。メールの返信で証明書と領収書が送られてくるので、プリントアウト。②Passenger Locator Formにトラベルテストパッケージの参照番号を記入して送信すると、メールの返信で証明書が送られてくるので、それもプリントアウトしました。
- 渡英1日前: ③PCR検査の陰性証明書を入手し、すでにイギリスの自宅には、トラベルテストパッケージが届きました。
- 渡英当日:日本から出国する際は、上記の①②③を航空会社のチェックインで確認し、スムーズに出国しました。
4. イギリスへの入国
イギリスへの入国①②③をプリントアウトする事で、チェックインをスムーズに行うことが出来て、おすすめです。またバーコードなどが見えるよう提示すると良いでしょう。日本の空港もヒースロー空港もとても空いていて、唯一たくさんの人がいたのは外国からのイギリス入国の列でした。①②③をプリントアウトしていない人たちが多く、携帯で登録したものを確認する分、時間がかかってしまっていました。
5.イギリス滞在
【10日間の自己隔離について】
- 日本からの渡英する際は入国日の翌日から換算して10日間、実質11日間の隔離が必要。(例:4月1日に渡英➡️4月11日まで。)
- 10日間の自己隔離中、外出は一切禁止
食料品などの買い出しは同居人または、デリバリー、NHSのボランティアに依頼すること。(2021年3月時点) - 注:虚偽申告や自己隔離違反者は最大£10,000の罰金、もしくは10年の懲役
➡️詳しくはGOV.UK をご覧ください。(外部サイト)
イギリス滞在1日目:10日間の隔離生活の始まり
NHSから携帯に電話がかかって来ました。その内容は10日間の隔離生活をすること、また2日目、8日にコロナPCR検査とその結果を提出すること、遵守しない場合は罰金が取られること、そしてPCRが陽性だった場合の説明もありました。
イギリス滞在2日目:コロナPCR検査のためトラベルテストパッケージを利用する
トラベルテストパッケージを開ける前に、ネットで個人情報を登録しなければなりません。最初に最寄りのポストを検索するように書いてありますが、実際は近所のポストでも構わず、そのサイトで登録はできません。
テストキットの説明書にもう一つのウェブサイトが書いてあり、NHSに個人情報と、テストキットに書いてあるバーコード二種類を記入しました。また動画があり、詳しくテストキットの使い方がわかるようになっています。そして使用したテストキットは指定のビニール袋、また箱に入れ、セーフティシールで封をして、近所のポストに投函するようになっています。
イギリス滞在4日目:PCR検査結果
NHSからPCR陰性とのメールと電話がありました。また同じように、8日目にもコロナPCR検査とその結果を提出することが必要となりました。
このようにイギリスへの渡航と、10日間の自己隔離が完了するまでには様々なステップが必要となります。次にイギリスの新型コロナウイルスに関する最新の基本情報をご紹介しましょう。
イギリスの新型コロナウイルスに関する基本情報(4月6日現在)
- 家族・友人と会う時は、プライベートの庭など屋外なら最大6人(または2世帯)まで交流できます。
- プライマリー・スクール、セカンダリー・スクールと専門教育機関のカレッジは再開し、対面式の授業が可能に。
- 「外出禁止令」は3月29日に終了しますが、多くの制限が適用され公共交通機関の利用は仕事や教育などの関係で移動しなければならない必要がある場合に限ります。
- また公共交通機関においてもマスクの着用が義務付けられており、(または布で顔を覆う)違反者には罰金が。
- スーパーマーケット、必需品を売るお店は営業していますが、レストランやブティック、美術館、映画館などの娯楽施設は営業していません。
イギリスでは6月21日(またはそれ以降)までにロックダウンの終了を予定しています。その各段階について詳しくは、下記のウェブサイトをご確認ください。
➡️Roadmap out of lockdown(外部サイト)
イギリスは速やかなワクチン摂取が功を奏し、徐々にロックダウンの解除を行なっています。イギリス留学をお考えの方は、最新情報を確認しながら SI-UK の経験豊富なコンサルタントのサポートのもと、イギリス留学を実現して参りましょう。イギリス留学にご興味のある方は、まず SI-UK へお問い合わせください!また留学最新情報をご希望の方は、ぜひSI-UKニュースレターへご登録ください。
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