IELTS試験のスピーキングやライティングテストで、採点基準のキーポイントの1つが一貫性です。(IELTSスピーキング:流暢さと一貫性、 IELTSライティング:一貫性とまとまり)一貫性がなければ、会話も文章もとても相手に伝わりづらくなってしまいます。IELTSスピーキングやライティングで統一性に気をつけるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。今回はSI-UK・IELTS対策センター、東京校のIELTSを熟知した経験豊富なネイティブ講師が、IELTS攻略法シリーズ:第18回・IELTSスピーキング&ライティングで一貫性を持たせてスコアUPするヒントについてお届けします!
IELTSスピーキング&ライティングで表現に一貫性を持たせてスコアUP!そのコツとは?
1. Coherence(一貫性)
IELTSスピーキング、またはライティングテストを受ける時に、その取得するスピーキングとライティングスコアは4つの採点基準の平均に基づいており、採点基準で重要となるポイントの1つは“Coherence”(一貫性)です。口語英語であまり一般的でない“Coherence”(一貫性、統一性)と言う言葉。これからその意味を見て行きましょう。
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Coherence(名詞) :論理的で一貫性のある性質
この単語の形容詞形は “coherent”であり、その反対となるのは “incoherent”です。これらの言葉はもう少し一般的ですが、ネイティブの人たちに意味を聞くと、“coherent” は、”理路整然と首尾一貫していて分かりやすい“そして“incoherent” は”つじつまが合わない、支離滅裂、(首尾)一貫していない“と言う意味だと答えるでしょう。ではまず皆さんに“incoherent” (つじつまが合わない)について説明していきましょう。
2. “incoherent”(つじつまが合わない)
ライティングで“incoherent” (つじつまが合っていない)のは、その人の作成した文章が論理的に一貫していないように見える状態です。例えばこの例を見てください。
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“I love ice cream. There is a tree in the field near my house. Red cars are popular.”
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(私はアイスクリームが大好きです。私の家の近くの畑に木があります。赤い車が人気です。)
この人は何について話しているのでしょうか。テーマがないように感じられますよね。通常、誰かが“incoherent”な状態であると言う時は、彼らがとても動揺している、怒っている、または酔っているかドラッグをやっているなど、精神的、または脳に問題がある場合などです。このようにつじつまが合っていない状況を避けるために、次のポイントに気をつけましょう。
3. “Coherence”(一貫性)のために重要なこと
IELTSテストでの“Coherence”(一貫性)は、意見やアイデアをどのように論理的な文章(会話)の構成と流れの中でわかりやすく表現するかを意味します。一貫性を持たせるために、段落や文を結びつける接続語や接続するフレーズは、とても役立ち、接続語を使用しない場合には、一貫性が低下してしまいます。この例を見てください。
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A: Would you like a sandwich?
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(サンドイッチはいかがですか。)
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B: I would absolutely love a sandwich. I can’t have one. I am not eating bread at the moment.
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(サンドイッチがとても大好きです。それはいただけません。私は今パンを食べていません。)
一貫性という点で見ると、この答えは少し混乱しています。Bはサンドイッチについてとても肯定的に答えて、その後否定的な返答をしています。理解はできますが、Bがサンドイッチを食べたいのかどうかを判断するのには一瞬混乱が生じますよね。しかしBが下記のように述べた場合は、返事の一貫性がかなり向上します。
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“I would absolutely love a sandwich BUT I can’t have one BECAUSE I am not eating bread at the moment”
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(サンドイッチがとても大好きなのですが、今はパンを食べていないので、それはいただけません。)
使用した接続語(この場合 BUT とBECAUSE)によって、聞き手は受け取る情報のタイプを知ることが可能です。これは“Coherence”(一貫性)の大きな部分を占めています。
今度は仕事の面接で面接官が最後、あなたにこう言うのを想像してみてください。
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“Well, thanks for coming. We really think that your experience and qualifications make you a perfect candidate for this position, and we think you would fit in well at this company. UNFORTUNATELY…”
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(本日はありがとうございました。あなたの経験と資格がこの仕事に最適だと思いますし、この会社にとても合うと考えています。残念ながら…)
彼らが次に何を言うかは問題ではなく“UNFORTUNATELY…”(残念ながら)という言葉を聞いたときに、あなたはネガティブな情報が次にやってくることを知っているので気分が沈みます。
しかし、外科医が手術から戻ってきて、あなたに次のように話したらどうでしょう。
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“Well, that was a very difficult operation. It turns out there were serious complications, and you actually have a rare blood type that makes it very difficult to find a donor. LUCKILY…”
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(とても難しい手術でした。重篤な合併症があることが判明しました。そして、あなたは稀な血液型を持ち、ドナーを見つけるのがとても困難です。幸いにも…)
これを聞いて、あなたの胸は高鳴ります。次に外科医が言おうとしていることは良い知らせになりそうだからです。この心の変化こそが“Coherence”(一貫性)が本当に意味するものです。
4. 接続語の主な6つのグループ
IELTSテストでは、さまざまな接続語を使うことで、通常はスピーキングテストのスコアを向上することができます。英語には何千もの接続語がありますが、今はシンプルにするためにそれらを主な6つのグループに分類します。
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意見を述べる: I think, I believe, in my opinion…
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理由を説明する: Because, as, the reason is…
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例を挙げる: For example, for instance, a good example is…
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何か追加する: Also, moreover, in addition…
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対照的: But, on the other hand, however…
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結果の説明: As a result, therefore, so…
これらの接続語はほんの始まりにすぎませんが、上記のフレーズの使い方を考えると、接続語によって話の一貫性が向上できることをより理解しやすいでしょう。グッドラック!
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