イギリスの大学に行きたいと考えている人達にとって、大学担当官との面接は自分をアピールできる大切なポイントです。しかし英語での面接は少し緊張してしまったり、また面接でどんな答え方がベストなのかと考えてしまうことも。そんな時に大学担当官との面接で答えるべきこと、そうでないことを知っておくと安心ですね。
今回はイギリスの大学・大学院を目指す方に、SI-UK、IELTS対策センターの経験豊かなネイティブ講師によるIELTS攻略法シリーズ:第11回、大学の面接で聞かれる5つの質問のポイントをお届けします。
【IELTS攻略法シリーズ:第11回】大学の面接で聞かれる5つの質問のポイントとは?
今年もイギリス大学の新学期が始まる9月が近づいて来ました。SI-UK東京でもイギリス大学と英語で面接をするために準備をしている生徒が増えています。大学に出願する留学生は、新しい人に会って英語を話し、特に自分が評価を受けるときにストレスを感じることがよくあります。これはネイティブスピーカーにとっても同じでしょう。
しかし彼らに伝えたいのは、このような大学との面接は通常出願者が思い描いているほど、堅苦しいものではないということです。彼らは出願者がネイティブ・スピーカーではないことは知っているので面接官が厳格にインタビューする可能性はとても低いでしょう。またおそらく彼らは留学生と面接を行った長い経験から、その面接に伴う課題を理解しています。
インタビューの際に面接官が尋ねる質問はある程度予想できますので、今回はこのことを考慮しながら、大学の面接で最もよく聞かれる5つの質問について、また質問にどのように答えるべきかについて、これからいくつかのアドバイスを始めましょう。
1. So, could you tell me a little about yourself?(それでは、あなた自身について少し教えていただけますか?)
これは本当によくあるとても典型的な質問で、はじめに出願者はこの質問でプレッシャーを感じるかもしれません。
【面接官が聞きたくないこと】
- 彼らはあなたの出願書をもう読んでしまっているので、それを詳しくリピートするのはやめましょう。
【何を聞きたいのか】
この質問はちょっとした性格テストです。基本的な情報(出身地や、どこで育ったか)から始めて、各自の学歴と職歴に移行します。 (ただし、あまり詳しくは説明しないようにしましょう) 。そして最後に“楽しいこと”を話して締めくくります。例えば、あなたの興味や趣味、または好き嫌い。しかしこれもあまり長く話さず、1分ほどでいいでしょう。これはあなたを印象付ける良いチャンスです。もし面接官があなたを “アイスクリームとダンスが好きな日本の女の子” として覚えていても大丈夫。ここはあなたの個性を見せるポイントです。
2. Why are you interested in this subject?(なぜこの科目・コースに興味があるのですか。)
この質問で面接官はあなたが本当にこの科目に対する興味があるのかをテストします。
【面接官が聞きたくないこと】
- 「イギリス文化が好きなので、イギリス留学したいのです。」
- 「お金持ちになりたいから、この科目を勉強したいと思いました。」
- 「父・先生がそうしなさいと言ったので、この科目を学びたいです。」
【何を聞きたいのか】
この質問をする時には、あなたが本当にこの科目への興味を持っているかどうかをチェックしています。最初に興味を持ったきっかけは何でしょう。また興味を持ったのはいつ頃からですか。もしあなたが本当に選択した分野への興味があるなら、こういった質問は答えやすいはずです。この科目を学ぶことを通して、あなたは何ができると思いますか。なぜそれが重要なのでしょう。
3. Why did you choose this university?(なぜこの大学を選んだのですか?)
【面接官が聞きたくないこと】
- 「ロンドンに近いので選びました。」
- 「実はこのコースを提供している多くの大学に出願しました。」
【何を聞きたいのか】
この質問は出願する大学とコースについて実際に調べたかどうかを知るためのものです。大学の面接官は自分の大学だけでなく、複数の大学に出願した可能性が高いことを知っていますが、面接官にそれを言うべきではないでしょう。この大学に興味のある、または学びたい教授や講師はいますか。もし分かっているなら名前を述べましょう。そして自分のニーズに最適と思われるモジュールがあるなら伝えましょう。その大学はあなたが専攻した分野で有名ですか。この質問では、このように面接官へ出願したコースについて知っていることをアピールするチャンスです。
4. What are your academic strengths/weaknesses?(学問において長所と短所は何ですか?)
【面接官が聞きたくないこと】
- 「わかりません。全てが平均的です。」
- 「実はすごい怠け者なのです。」
- 「勉強を頑張り過ぎているかもしれません。」 (これはとても一般的な答えなので多分信じられないでしょう。)
【何を聞きたいのか】
イギリスの文化と日本の文化は非常に似ていて、自分についてあまり肯定的に話すのは、一般的に礼儀正しくないと思われています。しかし、特にそうするよう求められている面接という状況の中では、自分を過小評価すべきではありません。自分が得意だと思うこと、また何故このコースに適していると考えるのかきちんと話せるように準備をしましょう。
そして自分の弱点について聞かれたときは、あまり正直にならないほうがいいかもしれません。面接官は、あなたが自分の問題を識別して、それを改善するために行動を起こす事ができるかどうかを確認したいのです。自分の学習において満足できなかった点と、それを修正するためにどのような手順を踏んだかについて話しましょう。
5. So, do you have any questions for me?(では、何か質問はありますか?)
【面接官が聞きたくないこと】
- 「いいえ、大丈夫です。」
【何を聞きたいのか】
これはアドバイスするのが難しい質問ですが、この時にイギリス留学や専攻のコースに関連する質問をすれば良い印象を与えるでしょう。面接では自分が選んだコースに関すること全てを話したと感じるかもしれませんが、まだ聞きたいことや気になる事がある場合は、ここで質問しましょう。繰り返しになりますが、面接官はあなたが選択したコースについて、イギリス大学留学全般について本気であるかどうかを知りたいのです。何も考えられないのであれば、次の質問をしてみるのはいかがですか。
- 「この都市/街に住んでみて、どんなところがお好きですか?」
この質問でインタビューは好転し、おそらく興味深く正直な答えが返ってくるでしょう。全体としてイギリス大学の面接はあまり心配することではありませんが、面接に備えていくつかメモを取っておくと良いでしょう。自分のことを話す準備をして、面接官に自分が出願したコースについてリサーチしたことをアピールして下さい。そして何より笑顔もポイントです!
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