多くの人の前で、研究内容や考えを発表する大学でのプレゼンテーション。海外では自分の考えをしっかり伝えるのに慣れた学生も多く、その中で英語を使ったプレゼンテーションにプレッシャーを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。イギリスでの大学生活やキャリアに向けて効果的なプレゼンテーションのスキルを知っておくと便利です。いざというときに自信を持って発表できるように準備をしておきましょう。
今回は質の高いIELTS対策オンライン・対面コースを提供しているSI-UK・IELTS対策センター・東京校の指導経験豊富なネイティブ講師による、IELTS攻略法シリーズ:第16回 効果的なプレゼンテーション、その5つのコツをお届けします!
【IELTS攻略法シリーズ:第16回】効果的なプレゼンテーションの5つのコツ
大学のコースや仕事でプレゼンテーションを行うのが最もストレスを感じることの1つという方も多いのではないでしょうか。最近SI-UKでは、 ”University Ready:Lectures and Seminars”というコースを開講しています。このコースでは、大学生活で役立つアカデミック・スキルを学習しますが、その中でプレゼンテーションに関するスキルも学ぶことができます。このコースのレッスンで注目してきたプレゼンテーションで役立つコツのいくつかをこれからご紹介しましょう。
1. 導入部分でこれから何を発表するか伝える
TEDトークのような公開討論会でのプレゼンテーションを観て、自分のプレゼンテーションもあんな風にひねりをきかせたり、驚きや大きな笑いを伴うトークにするべきだと多くの方が考えていますが、TEDで見られるプレゼンテーションは、とても並外れたものだと思います。もし毎週、あるいは毎月、そのようなプレゼンテーションをしようとしている人と一緒に仕事をしているのであれば、しばらくすると 普通のプレゼンをしてほしいと思うのではないでしょうか。通常のプレゼンテーションの導入部分では、次のことを観客に伝える必要があります。
- あなたは誰か
- なぜこれが重要なのか
- 具体的に何について話すのか
- このプレゼンテーションの構成について
いったん観客がこのような情報を得ると、彼らはそのプレゼンテーションがずっと聞きやすくなるでしょう。
2. アイコンタクト
目を合わせるのはプレゼンテーションの中で最も難しいスキルの1つですが、本当に大きな違いを生み出します。誰かが会話しているときに目を合わせないと、相手は多くの否定的なサインを感じとります。私たちは相手が目を合わせないと怒っているのか、悲しんでいる、それとも緊張している、または本当のことを話していないかもとさえ思うかもしれません。誰かがプレゼンテーションでアイコンタクトをしなかったときにも、同じように観客に不快感を与えてしまい、講演者が伝えようとしているメッセージを損なってしまう事も。練習してアイコンタクトに慣れていきましょう。
3. パワーポイントを効果的に使う
パワーポイントはとても効果的なソフトウェアですが、効果的に使って良い印象を与えましょう。基本的には以下のことに注意します。
- パワーポイントのスライドはできるだけシンプルにする
- 暗い色を使う
- 標準フォント (Arial/Calibri/Times New Roman) を使用する (ただし、最後のフォントは印刷物により適しているかもしれません)
- 画像データではなく写真を使用する
- 画面切り替えを使用する時は単純なフェードに制限する
4. スマイル
これも2つ目のポイントに関連しています。あなたが発表しているトピックは明らかに、ずっと笑顔でいるかどうかに左右されます。もしあなたのプレゼンテーションが幼児の死亡率に関するものであれば、観客に向かってずっと嬉しそうに笑っているべきではないでしょう。しかしほとんどのケースで、自分のプレゼンテーションに満足しているように見えるのは良いことです。あまりシリアスな表情はそのプレゼンを楽しんでいないというメッセージを相手側に送ってしまうので観客は不快に感じ、そのトークに集中できなくなってしまうかもしれません。
5. 間を置く
多くの政治家は話しているときに間を置くことが権力を感じさせる動作だということを知っています。それはあなたが自信を持っていることを示し、聞き手にあなたが何を話しているのか、 またこれから何を言おうとしているのか考える余地を与えます。レッスンで使用している教科書は、プレゼンテーションで間を置く際に 10数えることを勧めていますが、これは実際、約4秒から5秒です。個人的にはこれが少し長いと感じているので、3秒を目標としていますが、これも話し手が何を話すかによります。バラク・オバマは、彼のトレードマークとして、このような間をかなり取りましたが、このテクニックをとても効果的に使った政治家は、トニー・ブレアや小泉純一郎などバラク・オバマ以前にも活躍しています。
- “Let me make one thing very clear………………………………………………………………………….There will be NO backtracking on this deal.”(ひとつはっきりさせておきたいのですが.....................................................................................この取引は後戻りができません。)
その沈黙の間、観客は次には何が起こるか集中する時間があるので、講演者が何を言おうとしているのか待ちます。
- “So overall we have achieved a success rate of over 98%....................................................And I think this is interesting, because….”(全体で98%以上の成功率を達成しました....................................................これは興味深い結果だと思います、なぜなら...)
このようなプレゼンテーションでの間は効果的ですが上手に利用しないと、不安を感じるものになってしまう可能性があるので、実行するのに注意が必要なスキルでもあります。プレゼンテーションの間は、話し手が何を言おうとしているのかを忘れてしまったかのよう見えるかもしれませんが、このように間を置くことで相手の意識も集中するので、効果的に使うことが可能です。
6. 間を上手に利用したプレゼンテーションを学ぶ
このようなヒントは、より良いプレゼンテーションを行うために利用できるテクニックのほんの一部です。私たちのクラスでは、聞き手が楽しめるプレゼンテーションを行うだけでなく、話し手としてプレゼンテーションを行うことも楽しめるように指導したいと考えています。無理そうに感じますか?ぜひUniversity Ready:Lectures and Seminarsコースでそのコツを学びましょう!
いかがでしたか。上記のヒントを上手に使って、効果的なプレゼンテーションを目指しましょう。University Ready: Lectures and Seminarsコースで総合的にイギリス大学留学に向けて役立つスキルを学び、アカデミックな英語力をさらに伸ばしませんか。
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