
どのようなタイプのMBAが自分に最も合っているのかを判断する際には、考慮すべきいくつかのポイントがあります。
英国に住み、フルタイムで勉強したいのか、あるいは通信教育コースで資格を取得したいのか。
自分にとってMBAが最高の選択なのか、それとも関連する他の科目の修士号課程についても検討するのか。
どのような指導方法が自分に最も適しているのか。
英語研修を受講できるかどうか、という点はどの程度重要なのか。
英国に住み、フルタイムで学ぶ
英国のMBAコースは、通常は12か月間で、ほとんどが9月にスタートし、翌年の9月に修了します。他のほとんどの国より短い期間で集中的に履修することが特徴です。たとえば、北米ではMBAの期間は通常24か月間となっています。このため、勉強のために仕事から離れる期間が1年ではなく2年に及び、その間は収入が得られない、というだけではなく、在学中の授業料と生活費もより高くなることが考えられます。
英国に住み、フルタイムで学ぶことには多くの長所があります。まず、学校のスタッフやクラスメートと日々交流しながら、集中して勉強できることが挙げられます。教授や講師から直接指導が受けられることも重要な点です。セミナーでは、課題に関して教員と活発に議論を戦わせることができます。このような指導方法は、イギリスの高等教育の大きな特色となっています。
しかし、おそらくもっと重要なのは、異なる国々、異なる文化、異なるタイプの業界からMBA取得にやって来た、他の学生たちと共に学ぶことによって、ビジネスにおいて問題を解決するための様々なアプローチを知ることができる、という点でしょう。実際、MBAを修了した人の多くは、クラスメートとペアを組んだり、チームで学んだことからは、教員から学んだのと同じぐらい多くのことが得られた、と語っています。
外国の学生がパートタイムで勉強するための主な方法は、非常に幅広い勉強方法が用意されている通信教育です。通信教育の利点は、英国に行くために仕事を辞める必要がないことですが、その一方で、優れた時間管理能力や、通信教育プログラムに対する強い意志をはじめとする、多くの個人的な資質が求められます。
MBAだけがビジネスや経営に関する修士号ではではありません。英国の大学の多くは、金融、会計学、マーケティング、人事管理、インターナショナルビジネスなどの専門的な管理業務について、MAまたはMScが取得できるコースを実施しています。特定分野のスペシャリストになることをめざしている人には、これらのコースの方が適しているかもしれません。これらの分野のうち多くは、MBAで通常必要とされるより職務経験が少ない学生のために特別にデザインされているコースです。
コースを選択する際には、どのような指導方法が自分に最も適しているのかを考えることが必要です。フルタイムのMBAコースでの勉強は、非常に密度の高いものですが、その方法は様々です。学生がそれぞれの科目を学ぶための共通の知識基盤を形成するため、講義とセミナーはどの学校でも必ず行われます。また、かなり多くの文献を読むことも求められます。
しかし、最も重視されるのは、ケーススタディー、グループプロジェクト、グループディスカッション、ロールプレイングによる練習、ビジネスゲーム、シミュレーションといった、対話型・参加型の勉強方法です。このような方法は学生に、常にクラスメートと協力して、様々なビジネス手法と文化の両方を理解する機会を提供します。
コース修了時には、研究プロジェクトを行って、短い修士論文を書くことが求められます。自分が選んだMBAコースの指導方法や評価方法については、よく調べて確認しましましょう。コースによっては、学生に対し、修了時には以前より積極的に意見を述べることを求める場合もあります。次に、どこで勉強するかについて考えましょう。英国で最大のMBAコース代表・認定機関であるMBA協会のリストに掲載されているビジネススクールは、全国に100校以上あり、留学希望者は多くの選択肢から各コースを選ぶことができます。'Which MBA?'に掲載されている、1999年に在学生と卒業生を対象に行った調査によると、ビジネススクールを選択する際に重視した条件は、「評判」、「プログラムの内容」、「場所」でした。
留学する場所を選ぶ際には、このほかにも多くの条件について検討することが必要です。
その他のMBAを選択する際の検討事項については次のリンクをクリックしてください。 www.ukeducation.jp/mba_considerations/