イギリス留学体験記:University of East Anglia

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イギリス発祥の学問である開発学。SI-UKの生徒様でもご専攻されたい方は多く、2015秋の留学フェアのセミナーにも大変多くの方にお集まり頂きました。

今回は現在開発学の名門イーストアングリア大学で学ばれているY.A様より、体験記を頂けましたのでお届け致します。

NRP-UEA-Norwich-UEAlogo

お名前 Y. A様

留学分類 大学院

専攻 MA International Development

 

Q1留学までのご経歴を教えてください。

大学卒業後、医療関係の職場で約10年働きました。

 

Q2イギリスに留学しようと思ったきっかけをお教えください。

開発学で進んでおり、最も選択肢があるのがイギリスだと思ったからです。

 

Q3留学の準備はどのようにすすめられましたか?

留学2年半前〜1年半前まではまず英検準一級合格をめざし、勉強を始めました。平行して志望校の選択のためにイギリスの開発学のある大学院をリサーチしました。具体的にはSIUKなどや、各大学院のホームページを地道に見て比べて行きました。また様々な本を読みながら、開発学にどのような分野があり、自分がどの分野に特に興味があるのかを考えました。

留学1年半前〜1年前は合格に必要なIELTS overall7.0を目指しました。継続して開発学関連の書籍を読み、大学院についての情報収集を行いました。また出願に必要な書類の準備(personal statement作成や推薦書のお願い)を行いました。留学前年の12月上旬やっと推薦書ができあがり、出願しました。

 

Q4英語学習法のアドバイスを宜しくお願い致します。

IELTSに向けて、リスニングは雑誌English Journralなど、特にイギリス英語を中心に聞きました。またIELTS過去問リスニングのrepeatingやshadowingを行いました。リーディングは元々好きだったので、継続して英字新聞を読むなどしていました。IELTS対策で最も大変だったのはライティングで、なんとかtopic毎に語彙を増やしたり、内容をまとめていきました。しかし結局ライティングが最後まで最も点数が取れず、苦労しました。

英語力向上のため、留学前に日本でできることは何でもするべきだと思います。IELTSの勉強はもちろんですが、英単語を単語集で覚える、ラジオ英語を聴く、英字新聞を読む、Rarejob等でspeakingの力をつける、SIUK等の講座に参加する・・いろいろ方法はあります。

現在大学院で英語の面で感じる印象は、私を含め多くの日本人がまずspeakingが苦手である、という点です。原因として、speakingに必要な語彙や表現力不足、はもちろんですが、話す内容や意見を持っていないというのが挙げられると思います。例えば現在の私について言うと、大学院の講義セミナーについて何も準備していないと全く発言できず参加できません。あらかじめkey readingを予習し内容を理解したうえで、自分の意見を英語でまとめておく、などの準備を行って、いざセミナーにおいて発言したり、他メンバーの意見を聞き取ることができる、と実感しています。どうしても他国出身者に比べ、日本人は自分の意見を言う経験が少ない分、意見を述べるという練習が必要な気がします。留学前から自分の意見を英語で口に出す練習をするのが効果的だと思います。

 

Q5お使い頂いたSIUKのサービスは何がよかったでしょうか?

春にSIUK東京で行われた国際開発学コース(1週間)に、仕事の休暇を取り、思い切って参加しました。それまで一度も英語で講義を受けた事がなかったため、英語で授業を受ける厳しさと楽しさを知りました。また内容も留学して学びたい内容と合致していたため、留学へのモチベーションを非常に高めてくれました。

 

Q6今後の目標はございますでしょうか?

正直、卒業後の進路について現在悩んでいるところです。まず大学院卒業のための集大成であるdissertationをしっかり完成させることが一番近い目標です。

 

続いて、イーストアングリア大学についてお伺いいたします。

Q1大学の所在地について教えてください。

イギリス東部にあるNorfolk州の州都、NorwichにあるEast Anglia大学(University of East Anglia: UEA)です。

Q2大学について教えてください。

広大な緑の多い敷地にキャンパスが広がる、郊外型の大学です。Norwichの街中心部には大学敷地内のバス停から20-30分です。大学内と大学に隣接するVillageはどこでもWifiが使えるため、netを使いたい放題で、便利です。

大学院の授業は講義、セミナー、プレゼンテーション等に分かれます。講義は10人〜30人程度の生徒に対して、パワーポイントのスライドをもとに行われます。途中でたびたび発言の機会があります。また講義のkey reading(academic articleや本の一部)を数種類、あらかじめ読んでおく事を求められます。セミナーはたいていグループに分かれ、意見をまとめ発表し、お互いの理解を深めていく、という流れになります。講義同様あらかじめkey readingを読み、さらに英語力的に突然当てられても発言が難しいので、事前に考えておきます。

Q3学んでいる内容はどのようなものでしょうか。

開発学コース(International Development)に所属しています。Compulsory module以外にOption moduleを前期と後期で合わせて4つ取れます。私は、元々興味があったEvaluationのmoduleを取っています。このコースでは開発プログラムのEvaluationの方法やCost-benefit analysisなどを学びます。私は、途上国における様々な開発プログラムの評価とフィードバックは非常に重要だと思うので、このmoduleはとても興味深いです。他には開発学一般、Research analysis、gender、health, globalisationのmoduleを受講しています。

開発学と一言にいっても経済学的側面や社会的側面(保健衛生、教育、ジェンダー)、政治的側面からのアプローチがあり、さらに研究に必要な統計学的知識、プログラム評価等学べる内容は多岐であり取捨選択に嬉しい悲鳴をあげました。

実際に授業が始まると、講義の予習のためのkey readingやセミナーの準備、presentationの準備、そしてエッセイの作成など目もまわるような慌ただしさです。あっというまに3ヶ月がすぎ、振り返って総括すると毎日様々な課題に追われていたな、という気持ちです。大学院の講義は、それ自体は導入にすぎず、エッセイを書いたり、セミナーの準備や参加で、少しずつ深めて理解している、といった感じがします。

開発学の大学院を目指す方でいうと、現在の国際情勢や世界、とくに途上国についての情報を歴史と絡めてあらかじめ知っておき意見を持っておくと、とても授業が面白いと思います。BBC newsのHPやJapan times等英字新聞で、世界の流れはある程度理解できますし、日本語で出ている開発学や世界経済の本などもおすすめです。(世界経済は開発学と切っても切り離せません)。その中で自分の最も興味のあるトピックを見つけるのもよいと思います。

Q4留学先に選んだ決めては何だったのでしょうか。

実はUEAの名前は知ってはいたものの、あまり調べていなかったため出願して合格をいただいたあと、じっくり検討しました。

寒い地方で生活するのが比較的苦手なため、北部や雨の多い地域の大学は除きました。開発学一般(途上国のdevelopmentの歴史からgender,healthなど各分野からの開発学的知識)が学べる点、SIUKの開発学コースで学んだLucio先生の講義が面白かった点から、最終的にUEAを進学先に選びました。

Q5accomodation(滞在施設)について教えてください。

大学の敷地に隣接するVillageに住んでいます(隣接といっても大学敷地がとても広いため、講義棟に行くまでは10分強はかかります)。

Q6大学で一番楽しいこと・大変なことを両方教えてください。

元々興味があって学びたいと思っていたtopicについて、授業や、その予習復習、エッセイ書き、セミナーでの議論を通じて深めることができる、という点を一番楽しいと感じます。例えば、conditional cash transferのadvantageとdisadvantageについて、ガーナでエンクルメ大統領のすすめたダム建設などからみたdevelopment等について、調べたり授業で意見を言い合ったのは楽しかったです。

大変なこと、というとやはりエッセイのwritingですね。だいたい2500から3000wordsのエッセイをcritical analyseして書きあげる、のが基本です。このcriticalというのが曲者です。まずは関連する本やacademic articleを多く読み、そのトピックの内容と、どういう問題点があって、どんな研究がなされており、まだ未解決な点はどこか、を理解すること。そして自分としてはそれらについてどう思うかを賛成、批判的な意見ともに書き出す、というのが、Critical analyseの方法かな、と思います。(最近は、少しコツがつかめてきたので、大変なことから、少し楽しいことに移りつつあります。)

開発学の大学院は、様々なbackgroundの様々な出身国の人が集まるため、とても面白いです。例えば今年のUEAのDevelopmentコース全体は120人程度なのですが、出身国は40カ国以上だそうです。(うち日本人は約15人)大学卒業後すぐの人もいれば、途上国で働いている人、他の仕事を経験してきた人、など話すだけも楽しいです。また開発学は、先生が、日本の大学と違いfrankな人が多いと思います(おそらくfirst nameで呼ぶ事も影響しているのかな?)エッセイの構成や心配事を先生に直接メールして相談したりもできます。

Open mindで積極的に周りとcommunicationする、全力で授業やエッセイwritingに取り組む、ことが楽しむ秘訣かなと思います。そうはいってもやはり基本は英語力がないと始まりません。これから出願、留学準備をされるみなさん、英語力をあげるために、留学前に日本でできるとは多くあると思うので(単語帳でもラジオ英語でもSIUK等の利用でも)少しでも英語に自信をつけられるようがんばってくださいね。

 

Y. A様ありがとうございました。SI-UKでは2016年度もイーストアングリア大学開発学部教授による開発学部入門コースを開講致します。

下記の写真が講師のLucio先生です。(2015年大学・大学院留学フェアの外務省協賛 開発学とキャリアセミナーにてご講演頂きました。)

Oct23515

世界レベルの開発学の授業をご体感されたい方、開発学を学ばれたい方には貴重な機会となりますのでぜひご参加ください!

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